田園通信
2024年03月17日 [眼科 東戸塚]
視界に浮遊物が見える〜飛蚊症〜
東戸塚田園眼科クリニックです。
青空を見上げたときや明るい白い壁を見たときに、
視界に突然小さなごみのような影や点が見えた経験はありませんか?
これは、蚊が飛んでいるようにも感じることから、
「飛蚊症」と呼ばれます。
意外と多くの人が経験している、よくある目の症状です。
実は、飛蚊症自体は、気にはなりますが一般的には無害なものになります。
ただし、急に飛蚊症が出たときは、
目の中に網膜剥離という危険な病気が始まっている可能性が少しだけありますので、
網膜剥離がでていないことを確認するための眼底検査が必要です。
本日は、飛蚊症についてご説明させていただきます。
〜飛蚊症の症状〜
・視界に小さなさまざまな形の黒い点や影が浮かぶ
・視界に細い線や、蜘蛛の巣を思わせる形状のものが現れる
・目を動かすと視界の点や影が一緒に動きます
・明るい空や白い壁などを見ている時に、点や影が顕著に見える
・閃光の感覚:飛蚊症のなかには、視野の端にパッパッと光が走る症状を伴うことがあり、この場合は網膜剥離の可能性があります。
〜飛蚊症の原因〜
目の中には硝子体という透明なゲル組織が詰まっていますが、
その中に濁りができるのが、飛蚊症の正体です。
そして、その濁りができる原因は2種類あります。
1.硝子体の変性
硝子体は、コラーゲンとヒアルロン酸と水でできている透明な構造物ですが、年齢や紫外線などの影響で変性してわずかな濁りを生じます。この濁りは。網膜剥離とは関係ありません。
2.後部硝子体剥離
3.元々硝子体は目の中の網膜としっかりくっついていますが、年齢とともに徐々に網膜から離れていきます。完全に離れることを「後部硝子体剥離」といいます。離れた硝子体の後ろの部分には輪っかの形を含めさまざまな濁りがついています。この後部硝子体剥離が急に起きるとき網膜剥離が起きることがあります。
〜診断と治療〜
【診断】
1.診察:
飛蚊症の症状の種類や発生の時期、および症状の変化をもとに、患者様の眼の健康状態をお伺いします。
2.視力検査:
視力の検査を行い、視力に問題がないかを確認します。
3. 眼底検査
瞳孔を広げる点眼薬を使用した後、眼科医は特殊な顕微鏡を用いて眼の内部(特に網膜と硝子体)を詳細に観察します。これにより、飛蚊症の原因となっている可能性のある網膜剥離や網膜剥離の原因になる網膜の孔が開いていないかを確認します。
【治療】
飛蚊症は、基本的に治療を必要としません。
視力に影響が出る場合は、「硝子体混濁」として手術で治します。
飛蚊症は、通常、時間の経過とともに軽減したり、慣れてしまうため次第に気にならなくなることが多いです。
飛蚊症は、多くの人にとっては一過性の不快感に過ぎませんが、
ご自身の眼の状態に不安や疑問を感じた場合は、クリニックまでお越しください。
医師より詳しくご説明させていただきます。
診療のご案内
設備のご紹介
初めてご来院のかたへ
ご予約はこちら
青空を見上げたときや明るい白い壁を見たときに、
視界に突然小さなごみのような影や点が見えた経験はありませんか?
これは、蚊が飛んでいるようにも感じることから、
「飛蚊症」と呼ばれます。
意外と多くの人が経験している、よくある目の症状です。
実は、飛蚊症自体は、気にはなりますが一般的には無害なものになります。
ただし、急に飛蚊症が出たときは、
目の中に網膜剥離という危険な病気が始まっている可能性が少しだけありますので、
網膜剥離がでていないことを確認するための眼底検査が必要です。
本日は、飛蚊症についてご説明させていただきます。
〜飛蚊症の症状〜
・視界に小さなさまざまな形の黒い点や影が浮かぶ
・視界に細い線や、蜘蛛の巣を思わせる形状のものが現れる
・目を動かすと視界の点や影が一緒に動きます
・明るい空や白い壁などを見ている時に、点や影が顕著に見える
・閃光の感覚:飛蚊症のなかには、視野の端にパッパッと光が走る症状を伴うことがあり、この場合は網膜剥離の可能性があります。
〜飛蚊症の原因〜
目の中には硝子体という透明なゲル組織が詰まっていますが、
その中に濁りができるのが、飛蚊症の正体です。
そして、その濁りができる原因は2種類あります。
1.硝子体の変性
硝子体は、コラーゲンとヒアルロン酸と水でできている透明な構造物ですが、年齢や紫外線などの影響で変性してわずかな濁りを生じます。この濁りは。網膜剥離とは関係ありません。
2.後部硝子体剥離
3.元々硝子体は目の中の網膜としっかりくっついていますが、年齢とともに徐々に網膜から離れていきます。完全に離れることを「後部硝子体剥離」といいます。離れた硝子体の後ろの部分には輪っかの形を含めさまざまな濁りがついています。この後部硝子体剥離が急に起きるとき網膜剥離が起きることがあります。
〜診断と治療〜
【診断】
1.診察:
飛蚊症の症状の種類や発生の時期、および症状の変化をもとに、患者様の眼の健康状態をお伺いします。
2.視力検査:
視力の検査を行い、視力に問題がないかを確認します。
3. 眼底検査
瞳孔を広げる点眼薬を使用した後、眼科医は特殊な顕微鏡を用いて眼の内部(特に網膜と硝子体)を詳細に観察します。これにより、飛蚊症の原因となっている可能性のある網膜剥離や網膜剥離の原因になる網膜の孔が開いていないかを確認します。
【治療】
飛蚊症は、基本的に治療を必要としません。
視力に影響が出る場合は、「硝子体混濁」として手術で治します。
飛蚊症は、通常、時間の経過とともに軽減したり、慣れてしまうため次第に気にならなくなることが多いです。
飛蚊症は、多くの人にとっては一過性の不快感に過ぎませんが、
ご自身の眼の状態に不安や疑問を感じた場合は、クリニックまでお越しください。
医師より詳しくご説明させていただきます。
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