小児眼科Q&A
子どもの目の病気は 早期に見つけることが大切です! おかしいかな?と感じたら、 すぐに眼科医にご相談ください! |
赤ちゃんで片目の目やにや涙がよくでます。 |
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鼻涙管閉塞症かもしれません。 目頭のあなから鼻を通って鼻腔に流れる涙の通路が詰まる病気です。抗菌薬目薬の使用や、目頭を軽くマッサージすることで改善することもありますが、自然に治らないときには鼻涙管を開通させる手術を行うこともあります。 |
子どもがものを見ているときに黒目がずれて視線が合っていないように思います。 |
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斜視の疑いがあります。 片方の目が正面を向き、もう一方は別の方向を向いている状態で、内斜視、外斜視、上下斜視などがあります。赤ちゃんの場合、鼻根部が広がっているために内側の白目の部分が隠れてより目のように見える偽内斜視の場合もありますが、まず検査を行う必要があると思います。 |
3歳児検診で遠視と言われました。眼鏡をかけなければなりませんか? |
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乳幼児は眼球が小さいために目に入ってきた光が網膜の後ろで像を結ぶため、ほとんどの子どもが遠視です。 成長に伴い遠視は軽減してきますが、遠視の程度によっては弱視や斜視の原因となるため注意が必要です。一定の値より強い遠視の場合は眼鏡での矯正が必要となりますが、まず検査を行う必要があると思います。 |
子どもの近視がどんどん進んでしまいます。どうすればよいでしょう? |
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勉強、読書、テレビに加え、パソコンやスマホなど現代っ子は近業中心の生活を送っています。体の成長に伴い、気をつけないと子どもの近視はどんどん進みがちです。近視を少しでも予防するには目にかかる負担を軽減することが大切です。勉強や読書をするときは適度な明るさのもと、背筋をまっすぐのばし、目と本の間は30cmくらい離して正しい姿勢を保ちましょう。また、目の疲労を防ぐため1時間につき5分程度の休息をとるようにしましょう。 |
部活中にボールが目に当たり、その後痛みはなくなり見え方にも異常はありませんが、受診した方がよいですか? |
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眼科を受診することをお勧めします。 目を打撲して腫れや痛み、見え方にも問題がないような場合でも、目の奥には打撲による異常が起きていることがあります。打撲により目に強い力が加わると、網膜に裂け目ができ、そこから網膜が剥がれ始め網膜剥離を引き起こすこともあります。眼科で眼底の詳しい検査をしてもらいましょう。 |
子どもの目の異常に気づくのは、保護者です! おかしいかな?と感じたら、 子どもの目の健康診断を受けましょう! |