病名から病気を知る|緑内障・子どもの目・眼精疲労なら横浜の東戸塚田園眼科クリニック。

東戸塚田園眼科クリニック
  • 045-820-3813
  • 横浜市戸塚区品濃町513-7

病名から病気を知る

主な目の病気

当院では様々な目のトラブルに関して診療可能です。目に関してご不安な事がありましたらお気軽にご相談ください。
緑内障
展開
緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され、徐々に視野障害が広がってくる病気です。
目の固さである眼圧の上昇が緑内障を発症及び進行させる原因の1つといわれていますが、近年では眼圧が正常な範囲内であるにも関わらず、緑内障を発症する正常眼圧緑内障が日本人に増加傾向にあることがわかっています。
詳細情報
白内障
展開
人の眼をカメラに例えると、ピントを合わせるためのレンズの役割を担っているのが水晶体です。この水晶体が曇りガラスのように白く濁ってしまうのが白内障です。目がかすむ、まぶしい、二重に見える、視力低下などの症状が現れます。原因の多くは加齢によるものですが、糖尿病やアトピー性皮膚炎などを抱えていると若い人にも起こります。日常生活に支障をきたすようになってきた場合は、手術で濁りを取り除いたり、人工の水晶体である眼内レンズを挿入することにより視力回復が可能です。
白内障手術は、濁った水晶体を超音波で取り除き、人工の水晶体である眼内レンズを挿入します。眼内レンズは取り替える必要がなく、半永久的に使用できます。裸眼視力の向上が期待できることはもちろん、手術法の進歩によって以前より非常に安全性が高く、正確にできるようになりました。多くの場合入院の必要もなく日帰り手術になります。
当院では、手術に関しては、患者さんのご要望に応じた最適な病院への紹介を行っております。
また、横浜医療センター、稲村眼科(伊勢佐木町)、大船田園眼科等と連携し、術前術後のサポートをしています。
後発白内障
展開
白内障手術の合併症として多いのが後発白内障といわれるものです。
白内障手術時に残した水晶体の袋(水晶体嚢)が薄く白色に混濁してきたためで、その混濁によって網膜に届く光が遮られて、再び白内障のような症状を起こることから、後発白内障と呼ばれます。早いケースでは手術をして数週間後に発生することがあります。遅いものでは手術後数年経ってから見られることもあります。
後発白内障の症状は、初期の白内障と同じく曇ったりかすんで見えたりするのですが、濁りの程度が軽く、視力の低下やかすみがなければ治療の必要はありませんが、支障をきたすようになれば眼内レンズの裏にある水晶体後嚢にYAGレーザーを照射し、穴を開けることで濁りを取り除きます。
当院では、後発白内障に対するレーザー治療である後嚢切開術を導入しています。
費用は、1割負担の方は約2,000円、3割負担の方は約6,000円です。
糖尿病網膜症
展開
糖尿病の合併症のひとつです。血液中の血糖濃度が慢性的に高くなる糖尿病があると血管障害が起こりやすくなり、なかでも影響を受けやすいのが毛細血管です。網膜には無数の毛細血管が張り巡らされており、血糖値の高い状態が続くと血管が少しずつ痛み網膜症が起こります。初期段階ではほとんど自覚症状はないものの数年〜数十年をかけてゆっくり進行し、多くの場合ある日突然急激な視力低下を起こします。糖尿病と診断されたら定期的な眼底検査がとても大切です。
加齢黄斑変性
展開
加齢などの原因により網膜の中心にある黄斑部に異常な血管が発生し、黄斑部にむくみや出血が生じることで視力が低下します。視野の中央がよく見えない、ゆがむ、暗く見えるなどの症状が最初は片方の眼にだけ現れることが多く、自覚しづらいのが特徴です。しかし、次第に見ようとするところが見えないようになり、日常生活に支障をきたすようになります。病変の起こり方により滲出型と萎縮型に分けられ、レーザー治療や硝子体注射などを行います。
飛蚊症
展開
白い壁や青空を見つめたとき、目の前に黒いものがちらつく、虫や糸くずのようなものが飛んで見えて瞬きをしても目をこすっても消えない・・・これが飛蚊症です。主な原因は、眼球内の硝子体が加齢変化などにより濁ることで、明るいところを見たときにその濁りの影が網膜に映り、あたかも虫が飛んでいるように見えます。多くは生理的な現象ですが、網膜裂孔や網膜剥離、眼底出血などの病気の前兆の可能性もあるので注意が必要です。
結膜炎・流行性角結膜炎(はやり目)
展開
結膜に炎症が起きて出血し目やにが出るものを総称して結膜炎と言います。その中でも、アデノウィルスという非常に感染力の強いウィルスが原因で起こるのが流行性角結膜炎(はやり目)です。感染後5日〜2週間の潜伏期を経て発病し、起床時に目が開かないほどの目やにが出たり、目の酷い充血やゴロゴロ感、耳前のリンパ節の腫れや痛み、風邪のような全身の倦怠感などが起こります。通常、発病後10日ほどで症状は軽減していきますが、時に重症化した場合には角膜(黒目)に点状の小さな濁りが現れることがあります。主に涙や目やになどの分泌物を介して伝染するため、他の人にうつさないように注意を払わなければなりません。
アレルギー性結膜炎・花粉症
展開
外から入ってくる異物に対し体が過剰に反応するのがアレルギーです。
アレルギー性結膜炎とは、目の表面にアレルゲン(アレルギーの原因物質)となる異物が付着し結膜に炎症を起こす病気であり、その代表的なものが花粉症です。目のかゆみ、充血、異物感、流涙などの症状が現れます。アレルゲンとなるものには花粉症のように春のスギ、ヒノキ、秋のブタクサなどの植物による季節性のものもあれば、ハウスダストやダニ、動物の毛など通年性のものもあります。また、アレルギー性結膜炎の慢性重症型として春季カタルがあります。
春季カタル
展開
春季カタルは重度のアレルギー性結膜炎です。小学生くらいの男子がかかりやすい病気で、アトピー性皮膚炎を併発しているケースが多くみられます。 症状は悪化と軽快を繰り返し、特に春先などの季節の変わり目に悪化しますが、15歳ごろまでに軽快することが多いです。激しいかゆみ、粘り気の強い目やに、まぶたの裏側の結膜にできた隆起(石垣状乳頭)による目のゴロゴロ、角膜(黒目)の周りの球結膜(白目)の部分が腫れて充血するなどの症状が特徴です。治療はステロイドの点眼薬で症状をコントロールしますが、不十分な治療で視力回復が難しくなってしまうことがあるのでしっかり治療を続けることが大切です。
結膜下出血
展開
結膜(白目)に存在する血管が破れ、結膜の下に出血が広がります。小さな点状のものから白目全体が充血するものまで様々ですが、出血による痛みやかゆみ、目やになどの症状はほとんどありません。通常1〜2週間で自然に吸収されてきれいな白目に戻りますが、なかには吸収するのに2、3ヶ月かかることもあります。結膜下出血が起こる原因として、眼外傷、急性結膜炎に伴って起こるものなどもありますが、原因がはっきりしないことも多いです。
網膜裂孔・網膜剥離
展開
目の奥一面に広がっている薄い膜状の組織である網膜に亀裂が入ったり穴が開いている状態が網膜裂孔で、網膜剥離の主要な原因となります。
網膜裂孔ができる原因として中高年の場合は、加齢に伴う硝子体の生理的変化である後部硝子体剥離が起こる際に、硝子体と網膜の癒着が強かったり、網膜が弱く収縮する硝子体に引っ張られたりすることで網膜に亀裂や穴ができます。また若い人でも、強度近視や目の外傷により網膜裂孔が生じることがあります。飛蚊症(目の前に浮遊物が飛ぶ)や光視症(目の前に閃光が走る)などの症状が現れ、網膜裂孔の一部は網膜剥離に進行するためレーザー光凝固などの治療を要します。
ものもらい(霰粒腫・麦粒腫)
展開
ものもらいは、その原因や症状により「霰粒腫」と「麦粒腫」の二つに分けられます。「霰粒腫」は、まつ毛の生え際にあるマイボーム腺に脂肪が詰まって起こる慢性的な炎症で、まぶたの腫れや異物感があります。典型例では赤みも痛みもなく、まぶたにコロコロとしたしこりができます。
軽度のしこりであれば自然に吸収されますが、完全になくなるまでには数週間の時間を要することが多いです。一方「麦粒腫」は、細菌からくる急性の炎症で、まぶたに局所的な赤みや痛み、かゆみ、腫れなどが現れます。炎症が強く化膿すると腫れた部分が自然に破れ膿が出ることもありますが、膿が出てしまえばその後の回復は比較的早いです。
近視・遠視・乱視
展開
人間の眼をカメラで例えると、光を屈折させるレンズに相当するのが角膜と水晶体、フィルムに相当するのが網膜です。眼球から入る光が角膜、水晶体を通過したときに、何らかの原因で網膜にうまくピントを結べない状態が屈折異常です。「近視」は、光が網膜より前に焦点を結んでしまう状態で近くのものはピントが合っていますが遠くのものがぼやけています。原因としては角膜、水晶体の屈折率が強すぎることや、眼軸長(角膜から網膜までの距離)が長すぎることで、矯正には凹レンズ使用します。
「遠視」は、光が網膜より後ろに焦点を結んでしまう状態で近くのものも遠くのものもはっきりと見ることができません。原因としては角膜、水晶体の屈折率が弱すぎることや、眼軸長が短すぎることで、矯正には凸レンズを使用します。「乱視(正乱視)」は、角膜や水晶体の歪みによって光の屈折が均一でなくなるために起こり、ものが二重に見えます。矯正には円柱レンズを使用します。
老視
展開
レンズの役割を担っている水晶体は、光を屈折させると同時に近くを見るときは厚く、遠くを見るときは薄くなることでピントを調節しています。
この水晶体は、加齢とともに徐々に弾力性を失い硬くなっていきます。それに伴い調節力が衰え、光をより屈性させなければならない近くを見るときにピントが合いにくくなるのが老視です。近くの細かいものが見えない、暗いところでは見えづらい、目が疲れやすいなどの自覚症状が40歳を過ぎた頃から現れます。
斜視
展開
物を見る時には、両方の目が見ようとする物の方向に向いています。これがうまくできず左右の目の視線が一致しないことをいいます。原因には、強い遠視、両眼視機能の異常、病気やけがなどのよる片眼の視力不良などがあります。
弱視
展開
生後から6才頃までの目の機能が急速に発達する期間に何らかの原因で正しく見ることができないために、視力の発達が抑えられてしまうことをいいます。
原因には、斜視、屈折異常(遠視、近視、乱視)、不同視(左右の目の度数が極端に異なること)などがあります。
弱視は発見が早ければ回復することも多く、反対に発見が遅くなるほど回復が困難になります。
斜視や弱視が幼児期に気づかれずに学童期に見つかることもあり、注意が必要です。
睫毛内反(逆さまつげ)
展開
逆さまつげとは、睫毛(まつげ)が内向きに生えて眼球にあたっている状態です。涙の量が多い・光がまぶしいなどの症状がある場合は、逆さまつげの可能性があります。
成長と共に自然とまつげが外側に向くようになるので様子を見るのが一般的ですが、治療が必要な場合もあります。
先天性鼻涙管閉塞
展開
涙が涙点(目頭にある涙の排出口)から鼻の奥へ流れていく通りを鼻涙管といいます。この病気では鼻涙管が詰まっているために涙がこぼれやすい状態になっており、多くは抗生物質の点眼や鼻の付け根部分のマッサージで改善します。生後2〜3ヵ月に満たない赤ちゃんの涙や目やにが多いようならば眼科受診をお勧めします。
眼精疲労
展開
眼精疲労とは、視作業(目を使う仕事)を続けることにより、眼痛・目のかすみ・ショボショボ・まぶしさ・充血などの目の症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます。
放置すると、重大な目の病気を見逃すこともあり、また、イライラや情緒不安定などの精神的症状に悩まされる場合も出てきます。
詳細情報
ドライアイ
展開
目の表面を守るために不可欠である涙の分泌量の不足や蒸発量の増加、また、涙の量は十分でも涙の質のバランスが崩れることなどにより、目の表面を潤す力が低下し、角膜や結膜などに異常をきたした状態がドライアイです。目の乾燥感以外にも目の疲れや痛みやかすみ、ゴロゴロ感、光がまぶしいなどの症状が現れます。ドライアイを招きやすい原因としてスマホやパソコンの長時間使用、エアコンの普及、高齢化、コンタクトレンズの装用などが考えられます。
眼球打撲
展開
スポーツ、けんか、転倒などでみられ、目に様々な病変を引き起こします。ボールが目を直撃すると角膜びらんや混濁を起こし、外力が強ければ虹彩、水晶体、網膜にまで病変が及びます。特に外傷性の網膜裂孔、網膜剥離は、治療が遅れると視力障害を残すことが多く注意が必要です。
目を打撲して充血やまぶたの腫れもなく見え方にも異常がないような場合でも、目の奥には打撲による異常が起きていることがあります。
目を打撲したときは、一見異常がないようでも必ず眼科を受診してください。

相互リンク

日本眼科医会(目についての健康情報)
参天製薬
(目の症状セルフチェック・目の病気百科)
三和化学研究所(目と健康シリーズ)

PageTop