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東戸塚田園眼科クリニック
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田園通信

2023年11月27日 [眼科 東戸塚]

冬に多発する目の病気〜ドライアイ〜

東戸塚田園眼科クリニックです。

11月も終盤となり、空気の乾燥が気になる季節に入りました。
目が乾きやすい方にとっては、より一層辛い季節ですね。

今日は、秋から冬にかけての季節の変わり目に症状が強くなる、
ドライアイについてご説明させていただきます。

ドライアイ関連画像
〜ドライアイの症状〜
・目の乾き
・目の疲れ
・かすみ
・不快感
・目がゴロゴロする
・目が赤い
・涙が出る

ドライアイの症状は、大変不快感をもたらします。
なぜ、ドライアイという病気が進行してしまうのかについては、
目の表面を潤すしくみを知ることで理解ができます。

角膜には、透明であるため血管がありません。
血管の代わりに、涙によって
角膜の表面の細胞(角膜上皮細胞)を守っています。

涙の役割:
・角膜に酸素や栄養を届ける
・ゴミや埃を洗い流す
・細菌やウイルスの感染を防ぐ
・角膜表面を滑らかに保つことで、ものがハッキリ見える

涙には、目の健康のための大切な役割があることがわかります。
この涙が角膜をきれいに覆ってくれないと、上述した症状が出てしまうのです。
角膜を涙で覆うために、涙をつくる以外にも、いくつかの重要な仕組みがあります。

涙の機能:
1.まばたきをする
2.涙に粘り気を保ち、流れ落ちないようにする
3.涙を油膜で覆うことで、涙の蒸発を防ぐ

このうちどれが一つでも欠けてしまうと、ドライアイになります。

〜ドライアイになる原因〜
まばたきの減少
長時間のスマホ、パソコン作業、ゲームなどにより
まばたきが減少してしまうことで、ドライアイになります。
本来、まばたきをすることで、涙を角膜表面に供給していますので、
まばたきが減ると、角膜表面の涙が減り乾きやすくなります。

・涙の粘り気の減少
涙の粘り気をつくるのは、ムチンと呼ばれる粘性物質です。
このムチンは、加齢、ストレス、コンタクトレンズの使用、薬など
により低下すると言われています。
ムチンが減ると涙はさらさらした状態になり、
重力に負けて流れ落ちやすくなって、角膜が乾燥しやすくなります。

涙の油膜の減少(マイボーム腺機能不全)
まぶたには、「マイボーム腺」という脂を分泌する管が沢山あります。
普段は、透明なさらさらとした脂が分泌され、
角膜表面の涙に油膜を形成し、涙の蒸発を防いでいます。
マイボーム腺は、加齢、コンタクトレンズの使用、動物性の脂肪を摂りすぎ、
過度なアイメイクなど
により低下します。
脂の分泌が悪くなると、角膜表面の涙は蒸発が盛んになり、角膜は乾きやすくなります。

ひとくちにドライアイと言っても、
このように原因は複雑で、人によって異なります。
まずは今の目の渇きの原因をハッキリさせて、原因に応じた対処が必要です。
定期的に検査を受けて、的確な治療を受けていただくことをお勧します。
少しでも気になる症状がありましたら、クリニックまでお越しください。

※ドライアイに関連する症状には眼精疲労があります。
眼精疲労について、詳しくご確認されたい方は下記をご覧ください。
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