緑内障にはどんな種類がありますか?
祖母が緑内障になったことが分かりました。今は離れて暮らしていますが、昔は一緒に暮らしていたことがあり、共働きをしていた両親の代わりに私と弟の面倒を毎日見てくれていて、私は完全なおばあちゃん子でした。
私が都内で一人暮らしをするようになってからも定期的に連絡がきていましたが、最近電話がこないのでまだ実家暮らしをしている弟にLINEで祖母の様子を尋ねてみると、緑内障になって落ち込んでいることが分かりました。
早速こちらから祖母に電話をして症状などを聞いてみると、緑内障にもいろいろな種類があって、治療法も人によって違うことを教えてもらいました。
緑内障という言葉は聞いたことがありましたが、正直どんな病気なのかよく把握していません。緑内障にはどんな種類があって、効果的な治療法などはあるのでしょうか?
私が都内で一人暮らしをするようになってからも定期的に連絡がきていましたが、最近電話がこないのでまだ実家暮らしをしている弟にLINEで祖母の様子を尋ねてみると、緑内障になって落ち込んでいることが分かりました。
早速こちらから祖母に電話をして症状などを聞いてみると、緑内障にもいろいろな種類があって、治療法も人によって違うことを教えてもらいました。
緑内障という言葉は聞いたことがありましたが、正直どんな病気なのかよく把握していません。緑内障にはどんな種類があって、効果的な治療法などはあるのでしょうか?
大きく分けて3つの種類があります
日本人の緑内障の多くは「原発緑内障」ですが、その他にも緑内障は「続発緑内障」「小児緑内障」の合計3つの種類に分けられます。
原発緑内障には、隅角が開いている「開放隅角緑内障」と、房水の出口である隅角(ぐうかく)が狭い「閉塞隅角緑内障」があります。
原発開放隅角緑内障は、隅角は広いけれど、その先の繊維柱帯が目詰まりすることによって房水が流れにくくなり、視神経が徐々に障害される病気です。日本人の緑内障の大半を占めていて、高齢者や近視の人に多いです。
治療をしないで放置しておくと視野がほとんど欠けてしまい、失明することもあるので、少しでも早めに治療を受けることが大事になります。進行はかなりゆっくり進んでいき、緑内障になっても気づかないことが多いです。
原発開放隅角緑内障は、眼圧が正常より高い他にも、眼圧が正常範囲にある正常眼圧緑内障も含みます。
正常眼圧緑内障には眼圧以外の危険因子が関与していることから、特に循環器系疾患、糖尿病など血流が悪くなるような病気がないか確認して、きちんとした検査を受けることが大切になります。脳腫瘍などの視野障害をきたすような頭蓋内の疾患がないかのチェックも必要です。
閉塞隅角緑内障は、房水の出口である隅角が閉塞することから眼圧が上がる病気です。40歳以上の女性に多くみられ、遠視の人がかかりやすいといわれています。
このタイプは、急激に眼圧が上がることがあり、治療が遅れると短期間で失明に至ることもあるので、早期に発見してしっかりと治療を受け続けなくはいけません。
続発緑内障は、他の病気や薬の影響により眼圧が高くなることが原因で起こります。糖尿病や白内障、ぶどう膜炎、外傷性の病気の他にも、花粉症などで処方されるステロイド薬を長期的に点眼することで眼圧が上昇する可能性を高めます。
続発緑内障にも原発緑内障と同じように、眼圧が上がる原因によって続発開放隅角緑内障と続発閉塞隅角緑内障の2つに分類されます。
続発開放隅角緑内障は、隅角の閉塞がないのに眼圧が上がって起こる緑内障です。続発閉塞隅角緑内障は、隅角が閉塞していることにより眼圧が上がって起こります。
小児緑内障は、小児期に発症した病態に起因する緑内障です。生まれた直後や生後早期から発症する場合と、成長と共に徐々に発症するケースがあります。
小児緑内障は重い視力障害を残すことがある病気であるため、できるだけ早く発見して適切な診断および治療を受けなくてはいけません。
残念ながら、緑内障に一度なれば今の医学では完治させることはできません。緑内障に対し効果がある唯一の治療は眼圧を下げることだけです。
一度障害されてしまった視神経は基本的には元に戻ることがありません。ただし、治療を継続することで、失明に至る視神経の障害の進行を防いで現在の状態を維持することが可能になります。
早期に緑内障を発見して視神経の障害が軽いうちに治療を開始すれば、ほとんど自覚症状がない状態を維持することができるので、視野に支障をきたすことなく日常生活を送ることも可能です。
眼圧を下げるための緑内障の治療方法は、薬物療法が基本となります。薬物療法では眼圧が下がらないという場合は、必要に応じてレーザー治療や手術療法を行うことがあります。
緑内障の種類やそれぞれの症状についてはご理解いただけたと思いますが、いずれの緑内障も、治療をしないで長く放置していればほぼ確実に視神経の障害が進行して失明に至る可能性を高めてしまいます。
日本では40歳の20人に1人が緑内障になるといわれているので、40歳を過ぎたら定期的に眼科で検査を行うことをおすすめします。
40歳になっていなくても、目の見え方がおかしいと感じたり、光をものすごく眩しく感じたり、涙が止まりにくくなったりなど、目に異常が少しでも出た場合は、早めにお近くの眼科を受診してください。
特に異常を感じなくても、他の病気で眼科に行ったら緑内障と診断されたという方も少なくありません。
原発緑内障には、隅角が開いている「開放隅角緑内障」と、房水の出口である隅角(ぐうかく)が狭い「閉塞隅角緑内障」があります。
原発開放隅角緑内障は、隅角は広いけれど、その先の繊維柱帯が目詰まりすることによって房水が流れにくくなり、視神経が徐々に障害される病気です。日本人の緑内障の大半を占めていて、高齢者や近視の人に多いです。
治療をしないで放置しておくと視野がほとんど欠けてしまい、失明することもあるので、少しでも早めに治療を受けることが大事になります。進行はかなりゆっくり進んでいき、緑内障になっても気づかないことが多いです。
原発開放隅角緑内障は、眼圧が正常より高い他にも、眼圧が正常範囲にある正常眼圧緑内障も含みます。
正常眼圧緑内障には眼圧以外の危険因子が関与していることから、特に循環器系疾患、糖尿病など血流が悪くなるような病気がないか確認して、きちんとした検査を受けることが大切になります。脳腫瘍などの視野障害をきたすような頭蓋内の疾患がないかのチェックも必要です。
閉塞隅角緑内障は、房水の出口である隅角が閉塞することから眼圧が上がる病気です。40歳以上の女性に多くみられ、遠視の人がかかりやすいといわれています。
このタイプは、急激に眼圧が上がることがあり、治療が遅れると短期間で失明に至ることもあるので、早期に発見してしっかりと治療を受け続けなくはいけません。
続発緑内障は、他の病気や薬の影響により眼圧が高くなることが原因で起こります。糖尿病や白内障、ぶどう膜炎、外傷性の病気の他にも、花粉症などで処方されるステロイド薬を長期的に点眼することで眼圧が上昇する可能性を高めます。
続発緑内障にも原発緑内障と同じように、眼圧が上がる原因によって続発開放隅角緑内障と続発閉塞隅角緑内障の2つに分類されます。
続発開放隅角緑内障は、隅角の閉塞がないのに眼圧が上がって起こる緑内障です。続発閉塞隅角緑内障は、隅角が閉塞していることにより眼圧が上がって起こります。
小児緑内障は、小児期に発症した病態に起因する緑内障です。生まれた直後や生後早期から発症する場合と、成長と共に徐々に発症するケースがあります。
小児緑内障は重い視力障害を残すことがある病気であるため、できるだけ早く発見して適切な診断および治療を受けなくてはいけません。
残念ながら、緑内障に一度なれば今の医学では完治させることはできません。緑内障に対し効果がある唯一の治療は眼圧を下げることだけです。
一度障害されてしまった視神経は基本的には元に戻ることがありません。ただし、治療を継続することで、失明に至る視神経の障害の進行を防いで現在の状態を維持することが可能になります。
早期に緑内障を発見して視神経の障害が軽いうちに治療を開始すれば、ほとんど自覚症状がない状態を維持することができるので、視野に支障をきたすことなく日常生活を送ることも可能です。
眼圧を下げるための緑内障の治療方法は、薬物療法が基本となります。薬物療法では眼圧が下がらないという場合は、必要に応じてレーザー治療や手術療法を行うことがあります。
緑内障の種類やそれぞれの症状についてはご理解いただけたと思いますが、いずれの緑内障も、治療をしないで長く放置していればほぼ確実に視神経の障害が進行して失明に至る可能性を高めてしまいます。
日本では40歳の20人に1人が緑内障になるといわれているので、40歳を過ぎたら定期的に眼科で検査を行うことをおすすめします。
40歳になっていなくても、目の見え方がおかしいと感じたり、光をものすごく眩しく感じたり、涙が止まりにくくなったりなど、目に異常が少しでも出た場合は、早めにお近くの眼科を受診してください。
特に異常を感じなくても、他の病気で眼科に行ったら緑内障と診断されたという方も少なくありません。