緑内障でも車の運転はできるの?
最近目の見え方がおかしいと言っていた父がようやく眼科に行って、緑内障であることが判明しました。
父は昔から病院が嫌いで、高熱を出しても寝ていれば治るといって風邪をこじらせたり、歯が痛くも痛み止めの薬を飲んだり塗ったりして、歯が抜けるまで我慢したりしてきました。
そんな父が自分から眼科に行ったので、よほどのことだと思っていると、案の定緑内障になっていることが分かりました。
父はたいしたことがないし発見が早かったから失明もしないと言っているのですが、緑内障とはどんな病気なのでしょうか?
どのような状態なのか聞いても詳しく答えてくれないのですが、絶対に見え方には異常をきたしていると思います。このような状態で車を運転していても問題ないのでしょうか?仕事で毎日のように車に乗っているので、そこが一番心配です。
母は治療すれば治ると父から聞いたと言っていましたが、緑内障を完治させることはできるのでしょうか?治療法についても教えて欲しいので、ご回答お待ちしております。
父は昔から病院が嫌いで、高熱を出しても寝ていれば治るといって風邪をこじらせたり、歯が痛くも痛み止めの薬を飲んだり塗ったりして、歯が抜けるまで我慢したりしてきました。
そんな父が自分から眼科に行ったので、よほどのことだと思っていると、案の定緑内障になっていることが分かりました。
父はたいしたことがないし発見が早かったから失明もしないと言っているのですが、緑内障とはどんな病気なのでしょうか?
どのような状態なのか聞いても詳しく答えてくれないのですが、絶対に見え方には異常をきたしていると思います。このような状態で車を運転していても問題ないのでしょうか?仕事で毎日のように車に乗っているので、そこが一番心配です。
母は治療すれば治ると父から聞いたと言っていましたが、緑内障を完治させることはできるのでしょうか?治療法についても教えて欲しいので、ご回答お待ちしております。
運転免許の基準となる視力を満たしていれば運転することは可能です
緑内障とは、目の奥にある神経が障害されることにより視野が狭まっていく病気のことです。主に眼圧が上昇して神経が障害されることが原因で発症するとされていて、放置していると視力障害が進行し、日本人の中途失明原因では第一位となっています。
いきなり視力が失われるのではなく、長い時間をかけて徐々に視野が欠けていき、40歳以上の20人に1人が発症しているとされているそれほど珍しい病気ではありません。
失明にも至る重篤な病気ではありますが、早期に発見して適切な治療を受けることにより重度な視力障害や失明を回避する可能性は高くなります。
緑内障を発症しても車の運転ができるかどうかについては、運転免許の基準となる視力を満たしていれば運転することは可能です。ただし、緑内障の症状は進行状態に人によって違いがあるため、見え方が運転に問題を及ぼすか否かが重要になります。
運転免許の基準となる視力を満たしていても、信号や標識をきちんと確認できない、視野が欠けていることから人や車が飛び出してきたときに正しい反応ができないなどの状態である場合は、運転は控えた方がよいです。
さらに、緑内障には視野欠損に気づきにくい特徴があります。本当は視野が欠けている状態でも脳が片方の目の視力を補助・調整し、悪化するまで自覚症状ができないこともあり、気づいたときにはかなり進行してしまっていることはよくあります。
そのため、日頃から運転する方は定期的に眼科で検診を受けて異常がないことを確認してください。運転していて見え方に普段と違う違和感を覚えたときには、すぐに眼科に行って診察を受けましょう。
残念ながら現在の医学で緑内障を治すことはできません。早期に発見して適切な治療を受けて視力障害が軽い状態を維持することはできますが、眼圧の上昇により一度障害されてしまった視神経の修復を行うことは困難です。
緑内障の症状が軽くても、放置していて治ることはなく、放置しておくと進行はゆっくりですが進んでいき、徐々に視野が狭まっていくので、視力障害が出ていないからといって治療を受けないのはとても危険なことです。
見え方に問題なくても緑内障と診断されたら、医師の指示に従って定期的に眼科検診を受けてください。
緑内障の治療は、基本的に眼圧を下げることです。治療方法としては、薬物治療、レーザー治療、手術療法が用意されています。
多くの場合は点眼薬や内服薬での治療が適用されます。進行状況や全身の状態を確認しながらそれぞれに合った薬剤を医師が処方します。
緑内障のレーザー治療には2つの種類があります。いずれも眼圧を維持する房水排出に働きかける治療となっています。
一つ目は、虹彩に小さな孔を開けて眼内の房水の流れを変えるもので、レーザーによって房水の通り道を作ります。二つ目は、レーザートラベクトプラスティー(LTP)という治療で、房水の排水溝にレーザーを照射することにより房水の排出を促進する方法です。どちらも簡単な治療で、痛みはほとんどありません。
手術は、薬物療法やレーザー治療で効果が得られない場合に行われます。レーザー手術と同じように、眼圧を安定させる組織である房水を排出させることにより、眼圧状態の改善を図ります。
緑内障の手術には、トラベクトームやiStent(アイステント)などと呼ばれるものがあります。
トラベクトームは、電気メスを使い房水の排水溝)に僅かな切開創を作成し、房水排出を促進させる手術で、リスクは非常に少ないです。
Stentは、医療用チタンで作られた緑内障治療用デバイスである「iStent」を使った低侵襲のインプラント治療で、眼に優しい手術です。
いきなり視力が失われるのではなく、長い時間をかけて徐々に視野が欠けていき、40歳以上の20人に1人が発症しているとされているそれほど珍しい病気ではありません。
失明にも至る重篤な病気ではありますが、早期に発見して適切な治療を受けることにより重度な視力障害や失明を回避する可能性は高くなります。
緑内障を発症しても車の運転ができるかどうかについては、運転免許の基準となる視力を満たしていれば運転することは可能です。ただし、緑内障の症状は進行状態に人によって違いがあるため、見え方が運転に問題を及ぼすか否かが重要になります。
運転免許の基準となる視力を満たしていても、信号や標識をきちんと確認できない、視野が欠けていることから人や車が飛び出してきたときに正しい反応ができないなどの状態である場合は、運転は控えた方がよいです。
さらに、緑内障には視野欠損に気づきにくい特徴があります。本当は視野が欠けている状態でも脳が片方の目の視力を補助・調整し、悪化するまで自覚症状ができないこともあり、気づいたときにはかなり進行してしまっていることはよくあります。
そのため、日頃から運転する方は定期的に眼科で検診を受けて異常がないことを確認してください。運転していて見え方に普段と違う違和感を覚えたときには、すぐに眼科に行って診察を受けましょう。
残念ながら現在の医学で緑内障を治すことはできません。早期に発見して適切な治療を受けて視力障害が軽い状態を維持することはできますが、眼圧の上昇により一度障害されてしまった視神経の修復を行うことは困難です。
緑内障の症状が軽くても、放置していて治ることはなく、放置しておくと進行はゆっくりですが進んでいき、徐々に視野が狭まっていくので、視力障害が出ていないからといって治療を受けないのはとても危険なことです。
見え方に問題なくても緑内障と診断されたら、医師の指示に従って定期的に眼科検診を受けてください。
緑内障の治療は、基本的に眼圧を下げることです。治療方法としては、薬物治療、レーザー治療、手術療法が用意されています。
多くの場合は点眼薬や内服薬での治療が適用されます。進行状況や全身の状態を確認しながらそれぞれに合った薬剤を医師が処方します。
緑内障のレーザー治療には2つの種類があります。いずれも眼圧を維持する房水排出に働きかける治療となっています。
一つ目は、虹彩に小さな孔を開けて眼内の房水の流れを変えるもので、レーザーによって房水の通り道を作ります。二つ目は、レーザートラベクトプラスティー(LTP)という治療で、房水の排水溝にレーザーを照射することにより房水の排出を促進する方法です。どちらも簡単な治療で、痛みはほとんどありません。
手術は、薬物療法やレーザー治療で効果が得られない場合に行われます。レーザー手術と同じように、眼圧を安定させる組織である房水を排出させることにより、眼圧状態の改善を図ります。
緑内障の手術には、トラベクトームやiStent(アイステント)などと呼ばれるものがあります。
トラベクトームは、電気メスを使い房水の排水溝)に僅かな切開創を作成し、房水排出を促進させる手術で、リスクは非常に少ないです。
Stentは、医療用チタンで作られた緑内障治療用デバイスである「iStent」を使った低侵襲のインプラント治療で、眼に優しい手術です。