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Q

緑内障は完治しないって本当なの?

質問 今年で48歳になる者ですが、周りの同級生たちが40歳を過ぎたあたりからどんどん老眼になっていく中でそうはならず、視力も1.2をずっとキープしていて、これまで目だけは丈夫だという自信を持っていました。
しかし、先日突然仕事中に目の見え方に違和感を覚えて、そのことを隣にいた同僚に話すと、老眼だろうと言われました。その同僚も40歳のときに突然見え方がおかしくなって、老眼とは全く思わないで眼科に行くと、老眼であることを宣告されたとのことでした。
もうすぐ50歳なのだから一度眼科に行って詳しく検査してもらった方がよいと言われて、もし緑内障になっていたら失明の恐れもあることも教えてもらいました。
緑内障は年寄りがなる病気なのでは?と尋ねると、40歳を過ぎると高い確率で罹患するし、緑内障になると絶対に完治しないと言われて怖くなりました。
緑内障は失明するかもしれなくて完治もしないというのは本当なのでしょうか?緑内障とはどのような病気なのかも教えて欲しいです。
完治しないなら黙って失明を待つしかないのでしょうか?緑内障にはどんな治療法があるかも知りたいので、併せてご回答よろしくお願いいたします。
yajirusi
A

緑内障は早期発見が大切です

40歳を過ぎると、20人の1人の割合で緑内障になると言われています。緑内障は、徐々に視野が狭くなっていく進行性の病気で、放置していると失明に至る可能性もあります。
具体的には、眼の奥にある視神経が障害されることによって見える範囲が狭まっていきます。視神経がデリケートであることや、眼圧が上昇して神経が障害されることが緑内障になる原因だと考えられています。
治療しないで放置しておくと視力障害が進行していき、緑内障は日本人の中途失明原因の第一位となっています。
緑内障になっても初期段階だと自覚症状がなくて罹患していることに気づかないという特徴があり、緑内障であることがわかったときにはかなり症状が進行していることも珍しくないようです。
このように緑内障は失明にもなりうる怖い病気ですが、早期発見して治療をはじめることにより失明も重度の視力障害を引き起こすことを回避できる可能性が高いのです。
一度障害されてしまった視神経の修復は困難であり、今の医学では緑内障を完治させることはできません。ただし、早めに眼圧の上昇を抑える治療を行うことで進行を防げ、視力障害が軽い状況を維持できます。
老眼だと思って放置していたら、実は緑内障だったということもあります。見え方に違和感を覚えたらできるだけ早めに眼科を受診しましょう。見え方に特に異常を感じていなくても、定期的に眼科検診を受けることをおすすめします。
緑内障には複数の治療法がありますが、治療の基本は眼圧を下げることです。治療方法には主に、薬物治療、レーザー治療、手術療法があります。
ほとんどの場合は点眼薬や内服薬を用いた薬物療法が適用されます。緑内障のタイプや進行具合、眼圧、全身の状態を考慮しながらそれぞれに適した薬剤を決めていきます。
レーザー治療には、主に2つの方法があります。いずれも眼圧を維持する房水排出に働きかける治療で、何らかの原因によって房水の排水口が塞がってしまうと房水が排出できずに眼圧が上がってしまいます。レーザー治療では痛みをほとんど伴いません。
一つ目の治療は、虹彩に小さな孔を開けて眼内の房水の流れを変えるものです。レーザーによって房水の通り道を作ります。
2つ目は、レーザートラベクトプラスティー(LTP)という治療です。線維柱体(房水の排水溝)にレーザーを照射することにより房水の排出を促進します。
薬物療法やレーザー治療を行い効果が得られない場合は手術を行います。手術にもいろいろな種類がありますが、その中に「トラベクトーム」と「iStent(アイステント)」というものがあります。
トラベクトームは、10分〜20分で完了するリスクの少ない手術法です。電気メスを使用して、線維柱体(房水の排水溝)に1.7mm程度の切開創を作成し、房水排出を促進させます。
iStent(アイステント)とは、医療用チタンで作られた緑内障治療用デバイス「iStent」を使った低侵襲のインプラント治療です。眼の中の房水を排出する組織に極小のiStentをインプラントすることにより、房水の循環を改善して眼圧を調整します。
前述したように、緑内障になってしまうと完治させることは困難です。ただし、早めに眼圧を下げる適切な治療を行うことで、自覚症状のない軽度な状態を長く維持させることが可能です。
緑内障になる明確な原因はわかっていませんが、ストレスや乱れた生活習慣は、眼圧を上げる要因になると言われているため、規則正しい生活を送ることは緑内障の予防になると考えれています。
規則正しい生活を送り定期的に眼科で健診を受ければ、緑内障は大きな脅威にはならないと思います。

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