緑内障の早期治療
当院の治療方針
緑内障は一生付き合っていかなければならない病気ですから、まず
1.本当に緑内障なのか? 2.緑内障が進行しているのか? 3.治療が必要か? |
を十分確認した上で治療を開始、あるいは継続するようにしています。
自覚症状が初期にはないので、
検査で病状確認
緑内障は進行性であり、失われた視機能は回復できないにもかかわらず症状を自覚しづらいという特徴があります。
そのため、緑内障の疑いあるいは緑内障と診断された場合は経過観察が大変重要となります。
定期的な診察・検査を行うことは、緑内障の悪化や点眼薬による副作用の有無を早くとらえるためだけでなく、緑内障がどの程度のスピードで悪化していくかをとらえることができます。
そのため、緑内障の疑いあるいは緑内障と診断された場合は経過観察が大変重要となります。
定期的な診察・検査を行うことは、緑内障の悪化や点眼薬による副作用の有無を早くとらえるためだけでなく、緑内障がどの程度のスピードで悪化していくかをとらえることができます。
●定期的な眼圧検査、視野検査、眼底検査を行います。
眼圧検査 | 目の固さを測定する (当院では、ゴールドマン圧平眼圧計で測定しています。) |
視野検査 | 視野の欠けている範囲を調べる (自覚症状を確かめる検査です。病気の進行段階を把握できます。) |
眼底検査 | 視神経乳頭部の変化を調べる (OCT検査を行うことでより正確な診断ができるようになっています。) |
診察 (視力・眼圧・診察) |
1〜2ヵ月毎 |
視野検査 (ハンフリー視野計) |
3〜6ヵ月毎 |
OCT (光干渉断層計) |
3〜6ヵ月毎 |
視神経障害が進行するかが
治療のポイント
緑内障では一度失われた視野を元に戻すことは出来ません。それ以上視野狭窄が進行するのを防ぐため、あるいは進行を遅らせるための治療になります。
●眼圧を下げる点眼治療が第1選択
視神経乳頭の陥凹の進行が停止するまで下げるように治療を行います。
点眼薬は作用の違いにより数種に分けられ、緑内障のタイプ、眼圧の高さ、視野異常の重症度などに合わせて処方します。
眼圧のコントロールが不十分な場合は、点眼薬の追加変更などの調整を行いながら経過観察をしていきます。
●眼圧が十分下がらない、視野異常の進行が止まらないなど薬の効果が不十分な場合はレーザー治療、手術治療が必要になることがあります。当院では、緑内障に対する最新治療であるSLT(選択的レーザー繊維柱帯形成術)を行っています。
●眼圧を下げる点眼治療が第1選択
視神経乳頭の陥凹の進行が停止するまで下げるように治療を行います。
点眼薬は作用の違いにより数種に分けられ、緑内障のタイプ、眼圧の高さ、視野異常の重症度などに合わせて処方します。
眼圧のコントロールが不十分な場合は、点眼薬の追加変更などの調整を行いながら経過観察をしていきます。
●眼圧が十分下がらない、視野異常の進行が止まらないなど薬の効果が不十分な場合はレーザー治療、手術治療が必要になることがあります。当院では、緑内障に対する最新治療であるSLT(選択的レーザー繊維柱帯形成術)を行っています。
レーザー治療 | 房水の産生機能を抑えたり、隅角から房水が流れやすくなるようにします。外来で短時間。 |
手術 | 房水の流出経路を新たに設ける手術。眼圧を十分下げることが可能。 |
当院では、 ・適正な治療を行っているにもかかわらず悪化が認められる方 ・診断がはっきりしない方 については、緑内障に詳しい東邦大学大橋病院等へコンサルトを行い、連携して進行予防に努めています。 |
早期発見・治療の継続が大切
大切なのは、緑内障の早期治療のために自覚症状がなくても定期的な検診で早期発見を目指し、診断後も進行を食い止めるための治療を継続することです。
緑内障は一生付き合っていかなければならない病気ですから、自己判断で治療を中止せずにリラックスして治療を継続しましょう。
緑内障は一生付き合っていかなければならない病気ですから、自己判断で治療を中止せずにリラックスして治療を継続しましょう。
●早期発見が第1ですから、40歳を過ぎたら定期的に眼底検査を受けるようにしてください。血縁者に緑内障の人がいれば注意がより必要です。 ●指示通りに点眼薬を使用し、副作用が心配なら、必ずご相談ください。 |
当院では、緑内障の早期発見、早期治療に力を入れています。