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緑内障になっていることを自分で判断することはできないの?

質問 40代のときには体力的にあまり年齢を感じたことがなかったですが、50代に入ると内蔵系も含めて身体にいろいろな不具合が起きはじめて、先日は突然腕が痛くなり仕事でパソコンの使い過ぎだと思って念のための病院で診てもらうと、五十肩だと診断されました。
昨日久しぶりに中学時代から仲の良い友人5人で飲みに行くと、全員私と同じように身体のどこかに不調を抱えていることが分かり、その話で盛り上がりました。
その中で、今回は飲み会に参加しなかった友人が緑内障になったことを知り、参加しなかったのもそれが原因だということでした。
飲み会の後で身体のどこが一番大事か自分なりに考えてみると、私が出した結論では目が一番ということになりました。
緑内障は私たちよりも年齢が上の人がなる病気だと思っていて、病気の詳細についても良く理解していませんが、最悪失明に至る怖い病気であることを他の友人から教えてもらいました。
聞きたいことは、緑内障になっていることを自分で判断することはできないのか?ということです。あと、緑内障になって出る症状や、どうして緑内障になるかについても知りたいので、併せてご回答ください。
yajirusi
A

緑内障をセルフチャックできるWEBサイトがあります

緑内障とは、視神経に何らかの原因で障害が起こり、徐々に視野が狭くなる病気です。日本では失明の原因で第一位の病気であり、40歳以上では5%が罹患しています。つまり、40代以上の20人に1人が緑内障になるということです。
緑内障の厄介なところは、初期から中期にかけて自覚症状がほとんどないことです。一般的には5〜30年かけてゆっくりと進行していくとされています。
緑内障は放置しておくと失明する確率を高めてしまいますが、早期発見して適切な治療を受け続ければ、高い確率で失明を避けることができます。そのためには眼科に出向いて定期健診を受けることをおすすめしますが、セルフチェックという方法も用意されています。
緑内障のセルフチェックは、専門のWEBサイトを利用して行うのが一般的です。インターネットで「緑内障 セルフチェック」で検索すれば、いろいろなサイトがヒットします。
緑内障のセルフチェックには、「視野のちらつきチェック」「視野の欠けチェック」「音あわせ視野チェック」などの方法が用意されています。手順はサイト上に記載されているので、それに従いチェックを行いましょう。
緑内障は片目だけに疾患がある場合でも、もう片方の目で視野を補うことから症状に気づけないこともあります。セルフチェックはあくまでも緑内障か否かを判断する目安であることを認識して、最終的には眼科を受診してください。
緑内障には、眼球内の圧力が急激に上昇する急性緑内障もあります。その場合は、目に痛みが出る、頭痛がする、目がかすむ、目が充血する、嘔吐や吐き気などの症状が出ることが多いため、そのような症状が出たらすぐに眼科で視てもらいましょう。
緑内障の代表的な症状には、「視野の狭窄」「視野の欠損」「視界のかすみ」「視力低下」などがあります。
視野の狭窄とは、見える範囲が徐々に狭くなっていく症状のことで、初期段階でほとんど違和感を覚えることはないのですが、中期になると視野の端全体が欠ける場合が多く、末期では見える範囲が中心だけになってしまいます。
視野の欠損とは、視野の一部が欠けて見えなくなる症状です。初期には視野の端に黒い点が現れて、中期にはその暗転が大きくなり、末期になると欠損範囲が視界の中心部分まで広がって視野が極端に狭くなってしまいます。
緑内障が進むと視野がかすむ状態が現れ、最終的に視界が真っ黒になり何も見えなくなることもあります。
緑内障が進むにつれ、視力も低下していきます。徐々に進行するため、初期段階では気づかないことが多いです。
緑内障になる原因は今のところ明確にはなっていませんが、加齢以外には「遺伝」「ストレス」「目の酷使」「生活習慣」が危険因子になっていると考えられています。
20代や30代の若者では緑内障になることがあり、先天性や若年性の緑内障は遺伝が要因である可能性が高いです。親など近い血縁者が緑内障を患っている場合は、早めに眼科を受診することをおすすめします。
ストレスについては、緑内障の原因になるとははっきりしていませんが、日常生活でストレスを溜めると自律神経のバランスが崩れて血流が悪くなって、視神経に障害が出やすいと言われているため、ストレスはなるべく溜めない方がよいと思います。
目の酷使は、緑内障以外の眼の病気にもよくないことは容易に想像できると思います。
緑内障は眼圧を上げることが危険因子となり、タバコを吸う、過度にお酒を飲む、睡眠不足、運動不足、枕の位置が高い、うつ伏せで寝る、低血圧、冷え性などは眼圧を上げやすいとされています。このような生活習慣がある方は注意して改善に努めましょう。

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