[眼科 東戸塚]
2021年09月13日
カラコン、正しく使えてますか?
東戸塚田園眼科クリニックです。
新型コロナウイルスの第5波で若者たちの感染が急増していますが、ワクチンを打ちたくても接種予約が難しい状況が続いているようです。一日も早くすべての希望者がワクチン接種できるようになることを願います。
さて、コロナ禍でマスク生活がすっかり定着し、フルメイクはしないけれど目元だけはしっかりメークという女性は多いと思います。つけまつ毛やシャドーやアイラインなどのアイメークに加え、目元の印象を気軽に変えることのできるカラーコンタクトを使っているとうい方も若年層を中心に多いのではないでしょうか。最近では豊富なカラーバリエーションで様々なデザインが施されているカラコンをドラッグストアやインターネットでも簡単に購入することができます。しかし、安全な製品をきちんと理解した上で装用しないと大きなトラブルの原因にもなりかねません。例えば、カラコンの色素はレンズ素材の間に挟まれているサンドウィッチ製法のものが多いのですが、量販店で販売されて粗悪な製品の中には色素がレンズの表面に付着し、露出した色素が色落ちするものもあるようです。さらに、着色によりレンズの厚みが出ることで酸素透過率が極端に低いものが廉価な製品の中にはあります。目も呼吸をしているのでレンズの酸素透過率も購入時の大切なポイントです。また、カラコンはつけた時に外れないように直径が大きく、カーブがきつめに設計されているものも少なくありません。自己判断で自分の目のサイズに合わない製品を使っていると目に貼りついて取れなくなるなどのトラブルが起きることもあります。カラコンに限ったことではありませんが、角膜の上に直接つけるコンタクトレンズはレンズに汚れがあると角膜の表面が傷つき、細菌感染を起こしたり、強い痛みや視力低下の原因にもなります。目に少しでも不調を感じたらすぐに外すようにしましょう。目元のおしゃれを楽しむためにも、コンタクトレンズを使用している方は定期的に眼科受診し、目に異常がないかチェックしてもらいましょう。