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田園通信

[眼科 東戸塚]

2021年02月15日

手指衛生について

東戸塚田園眼科クリニックです。
2月も半ばとなりました。最近では日中は春を思わせるような暖かな日もあり、朝出かけるときに着てきた上着が邪魔になってしまうこともありますよね。
さて、今回は感染予防対策のひとつである手指衛生について今一度お話ししたいと思います。手指衛生には「流水と石けんによる手洗い」と「アルコールによる手指消毒」のふたつがあります。帰宅後やトイレの後、調理や食事の前、手に見える汚れがある場合などは流水による手洗いを行いますが、このとき正しい方法で手を洗うことが大切です。まず水で手を濡らし、石けんをよく泡立て手全体、手首、指先、しわの部分まで30秒程かけてよく擦り洗いし、その後流水で十分にすすぎます。その際、温かすぎるお湯は皮脂が溶け出してしまい手荒れの原因となります。また洗った後はタオルなどで水分をきちんと拭き取り乾燥させましょう。一方、外出時や手に見える汚れがない場合などはアルコール消毒が便利です。手の平に適量の消毒液をとり、両手で乾燥するまで手のすべての表面に擦り込みます。最近では外の至るところにアルコール消毒液が設置されていますので、手洗いが出来ないときは大いに活用しましょう。ちなみに、ふたつを比べた場合、除菌、殺菌の面から言えばアルコール消毒の方が5〜50倍効果が高いとされています。日常生活の中でタイミングや状況に応じてふたつを上手く使い分け、感染予防に役立てましょう。

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