[眼科 東戸塚]
2014年11月11日
トラブル多いカラーコンタクト
東戸塚田園眼科クリニックです。
ここ数年、インターネットや量販店で手軽に購入できるカラーコンタクトは、10代後半から20代の女性のおしゃれ用品として人気が高く日常的に装着している人が増えています。しかし普及とともに、レンズの着色部分の色素が露出することによる角膜損傷などの健康被害も目立ってきています。
専門家の調査では、利用者の多くが眼科を受診せずに購入しているため長時間の装着と不十分なケアなど使い方に問題があることがわかったのですが、同時にレンズそのものの品質にも問題があることが指摘されています。
今年5月には国の承認を受けた17製品の品質及び目の健康への影響についての調査が行われ、12製品に酸素透過率の低い素材の使用、11製品に着色部分がレンズ表面にあり、その凹凸が目を傷つける恐れがあることが分かり、さらに8時間装着後に15製品で治療やコンタクトの使用中止などが必要な中程度以上の症状がみられる結果となりました。
目を大きく印象づけるのはおしゃれを楽しむ上で重要な要素の1つですが、おしゃれのために健康を犠牲にすることがないようカラーコンタクトは正しく選び、正しく使用したいものです。
また、何か症状があったら放置せずに眼科を受診するのはもちろんのこと、症状がない場合でも定期的に受診することが安全に使用する上で必要なことだと思います。/Coco