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田園通信

[眼科 東戸塚]

2017年04月06日

涙のおはなし

東戸塚田園眼科クリニックです。

3月下旬の桜の開花宣言から寒い日が続き、なかなか開花がすすまなかった桜の花もようよく見頃を迎えています。かわいらしく咲いたピンクの花を見ていると何だかウキウキとした気分になりますね。

今回は涙についてお話したいと思います。
人は悲しい時やうれしい時、また、目にゴミが入った時や玉ねぎを刻んだ時など大量の涙が自然と出てきます。これらの涙は「反射性分泌」と言います。これに対し、普段まだたきをすることによって目の表面を潤している涙を「基礎分泌」と言います。基礎分泌の涙は「ムチン層」「涙液層」「油層」の三層構造からなっており、まばたきをすることで一瞬にして目の表面に三層構造を形作っています。また基礎分泌の涙には4つの重要な働きがあります。
1.目の表面を潤し、乾燥から守る。
2.目の表面をなめらかにし、きれいに屈折させる。
3.角膜に酸素と栄養を補給する。
4.目の表面にある汚れや細菌を洗い流す。

このように涙には目の機能を正常に働かすための大切な役割があります。涙の量がある一定量より少なくってしまうと、目が疲れやすい、目がゴロゴロする、目が痛い、目がかゆいなどのドライアイの症状が出てきます。これらの症状があるときにはそのままにせず、一度眼科を受診しましょう。

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