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田園通信

[眼科 東戸塚]

2016年10月27日

加齢黄斑変性とは?

東戸塚田園眼科クリニックです。

10月も下旬になるとずいぶん朝晩は冷え込むようになってきました。日中との寒暖差が激しい日も多く、体調管理には十分に気を付けなければならない時期ですね。

さて、目の不調を感じて当院を来院される患者さんの中に、新聞や本の読もうとする文字のあたりが見えにくいという症状を訴えられる方が時々いらっしゃいます。この方のように見ようとするものの中心部が見えづらい、中心部が歪んで見える、視力が落ちて色もはっきりしないような気がするといった症状がある方は、加齢黄斑変性という病気が考えられるかもしれません。

加齢黄斑変性とはものを見るときに重要な働きをする網膜の中心部にあたる黄斑部に、異常な老化現象が起こり視機能が低下してくる病気です。症状がすすむと一番見たいところがよく見えなくなり、日常生活が非常に不便な状態になってしまいます。しかし、加齢黄斑変性は、最初は片方の目に起こることが多いため患者さん自身が気付かないことも少なくありません。日頃から片目ずつものが歪んで見えないか、中心部が暗くなっていないかなどチェックすると良いでしょう。また、ビタミンA・C・E、亜鉛、オメガ3脂肪酸などを多く含む野菜や魚介類などの食品は予防効果があるとされています。日頃の食生活の中にうまく取り入れましょう。反対に喫煙や日光は危険因子の一つと考えられていますので、たばこの本数を減らすよう努め、帽子やサングラスを活用して日光から目を守るようにしましょう。

いずれにしても早期発見早期治療が大切です。40歳を過ぎたら定期的に眼科を受診されることをおすすめします。

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