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田園通信

[眼科 東戸塚]

2016年06月28日

学童期の近視について

東戸塚田園眼科クリニックです。

いよいよ本格的な梅雨が始まりました。毎日うっとうしい雨が続き、外で元気よく遊べない子供たちはゲームをしたり、スマホやパソコン、テレビなどを観ていつも以上に家の中で過ごす時間が増えているのではないでしょうか?

当院ではここ数週間、学校での視力検査にひっかかり「受診のおすすめ」の用紙を持って来院される子供たちが増えてきています。文部科学省が毎年行っている学校保健統計調査でも、2015年度は裸眼視力が「1.0未満」の小学生の割合が30.9%と過去最高となり子供たちの視力低下は毎年進んでいるようです。

学童期は身体的な成長に伴い近視が強くなる傾向にあると言われています。近視とは遠くを見たときに網膜よりも手前に光の焦点が結ばれてピントが合わずものがぼやけて見えてしまう屈折異常のことです。近視は遺伝的な要素ももちろんありますが、環境的な影響も大きく、ゲームやスマホなどの使用時間が長くなり目を酷使することが増える学童期は視力低下が進みやすくなります。

近視を進行させない為には普段から目に負担のかからない生活を送ることが大切です。勉強や読書をする時は、適度な明るさの照明のもと正しい姿勢を心掛けましょう。背中をまっすぐにして少し頭を前に傾けた姿勢で目と本の間を30cmくらい離します。ゲーム機やスマホ、パソコンの使用も時間を決めて行い目を疲れさせないようにしましょう。

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