[眼科 東戸塚]

2016年01月06日

東戸塚田園眼科クリニックです。
明けましておめでとうございます。
皆様にとって今年もよい年でありますよう心からお祈り申し上げます。

さて、昨年末の読売新聞にある母親からの少し気になる投書がありました。
幼い頃から電車が大好きで鉄道関係の仕事に就くことを目標にしていた息子さん。夢をかなえるため専門学校にも通い、優秀な成績を修めていました。就職試験では数社の鉄道会社を受験し毎回最終面接までこぎつけるものの、最後の健康診断の色覚検査に引っかかり全て不採用になってしまったというものでした。

以前のブログでもご紹介したように、昔は全国の小学校で行われていた色覚検査ですが、２００３年度以降は色覚に異常があっても学業や生活に大きな差し支えがないこともあり廃止されました。しかし、この投書の方の息子さんのように就職に際して初めて色覚の異常に気が付き、夢を諦めざるを得なかったという方も少なくありません。

現在、日本においてはパイロットや航空管制官などの航空関係の仕事、鉄道の運転士、自治体によっては消防士や警察官、他にも電気工事や毒劇物を取り扱う職業など色覚異常があると就けない仕事があります。日本人男子の５％、女子の０．２％は色覚異常があると
言われています。自分の進路を考え抜いた後になって色覚異常のため希望の職業に就けないということがないようにするためにも色覚検査の受診をお勧めします。

今年もスタッフ一同笑顔で頑張ってまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。