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田園通信

[眼科 東戸塚]

2015年09月15日

糖尿病と目の病気

東戸塚田園眼科クリニックです。
連日猛暑だった頃からまだ何日も経っていませんが、朝晩に涼風が感じられるようになりめっきり秋らしくなってきました。スーパーの野菜売り場にも栗、なし、ぶどう、里芋、サンマなど秋の味覚が目白押し。まさに食欲の秋です。

さて、美味しいものに目がないのは誰しものことと思いますが、食べ過ぎはいろいろな病気を引き起こします。
そして自覚症状がなくゆっくりと忍び寄ってくる病気の中に、実に国民の5人に1人以上が患者かその予備軍といわれている糖尿病があります。
糖尿病は、一度発症したら完治はしないものの血糖値を正常レベルに保つことでコントロールが可能なものですが、合併症に注意する必要があります。

ちょっと怖い話ですが、目に関する合併症の1つである糖尿病網膜症は、実は失明原因の2位といわれています。
2015年6月9日付朝日新聞には“糖尿病網膜症における硝子体手術のリスクが大幅に減り、視力がさほど落ちていない人を対象に視力回復を狙って行うことが増えてきた”という朗報が掲載されていました。

医療の進歩は昨今著しく患者さんにとっては歓迎すべきものでありますが、一番大切なことは、糖尿病と診断されたら自覚症状がなくても定期的な眼底検査などのチェックをすることです。早期発見、早期治療が何よりだからです。
そして、糖尿病と診断されたら、将来合併症が起こるリスクを少しでも減らすために、糖尿病の正しい知識を身につけて、体調を良い方向に持って行って欲しいと思います。

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