[眼科 東戸塚]
2015年03月02日
まぶたのお話
東戸塚田園眼科クリニックです。
まぶたは、小さな精密機械です。人間は1分間に15〜20回程度無意識に瞬きをしていますが、1回につき0.2秒ほどなので大切なものを見逃すことはありません。またこの瞬間、眼球全体に涙液を行き渡らせ乾燥を防ぐ働きをしています。さらに様々な刺激や異物から目を守り、人と人とのコミュニケーションには欠かせない喜怒哀楽の表情を作る大きな役目も果たしています。
まぶたに起こるトラブル(まぶたが重い、まぶたを開けていられない、頻繁にまばたきする、まぶたの痛み、異物感)の原因には、ドライアイや霰粒腫などの一般的なものから、加齢によるものや神経の異常がもたらすものがあります。50代以上なら多少なりとも誰にでも生じてくる眼瞼下垂や神経の異常がもたらす眼瞼けいれん、眼瞼ミオキミアなどです。
普段はあまり存在すら気にならないまぶたですが、一旦トラブルが起きると単にまぶただけに止まらず、容姿の問題、視野が狭くなる、肩こり、頭痛など全身に影響が及んでくる場合がありますから、慢性的なまぶたの症状で悩んでいる方は、早めに眼科を受診し正しい原因をつきとめることが大切なことだと思います。/Coco